この事例の依頼主
女性
相談前の状況
依頼者の配偶者が不貞行為を行っていることが判明しました。依頼者は、不貞相手に対して慰謝料を請求することを希望されていましたが、不貞相手の住所は分からず、携帯電話番号のみ把握しているという状況でした。
解決への流れ
依頼を受けた後、携帯電話会社に対して弁護士会照会を行い、不貞相手の住所を回答してもらいました。回答のあった住所宛に慰謝料を請求する文書を送付しました。交渉の結果、不貞相手が慰謝料を支払うことで和解が成立し、慰謝料の支払を受けました。
不貞相手の住所が分からないと書面を送付できず、裁判も提起することができません。携帯電話番号が分かっている場合には、携帯電話会社に対し、弁護士が所属している弁護士会を通じた照会(弁護士会照会)をすることにより、その番号の契約者の情報を回答してもらうことができます。弁護士会照会は、弁護士しか行えない手続きですので、本件のように、不貞相手の住所が分からないものの、携帯電話番号は知っているような場合には、弁護士に依頼して、不貞相手の住所を調べてもらう必要があります。