この事例の依頼主
男性
相談前の状況
依頼者(夫)は、不貞行為をしたこと等を理由に、相手方妻に対し、離婚と慰謝料の請求しようと考えていました。また、依頼者(夫)は、相手方妻の不貞相手である相手方愛人に対し、慰謝料請求をしたいと考えていましたが、相手方愛人の氏名や住所がわかりませんでした。不貞行為の証拠として、相手方妻と相手方愛人のLINEメッセージのやりとりがありました。依頼者(夫)より、相談を受け、受任をし、私が代理人弁護士として対応しました。
解決への流れ
依頼者(夫)の強い希望で、相手方愛人に対する慰謝料請求を行うため、氏名と住所の調査をすることからはじめました。依頼者(夫)は、相手方愛人の使用する自動車のナンバーを確認することに成功し、弁護士会照会(弁護士法23条の2)を利用し、自動車の所有名義人を特定し、氏名と住所を特定することができました。依頼者(夫)は、相手方妻と相手方愛人を被告とし、訴訟を提起しました。結果として、依頼者(夫)は、相手方妻と離婚し、解決金として170万円(婚姻期間1年程度と短かったことが考慮され慰謝料は高額にならなかった、財産分与と相殺し一定の減額がされた)の支払いを受ける内容で和解しました。
今回の事例は、訴訟の対応ですので、弁護士に依頼しなければ対応が難しかったと思います。特に、相手方愛人の個人情報の調査は、弁護士に依頼すること安価に行えたものと考えています。もちろん、依頼者ご本人が、相手方愛人の使用する自動車のナンバーを確認してくれたことが最も大きかったです。依頼者と協力しながら、依頼者の納得できる結果になった事案だと思います。