犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料 . #不倫・浮気

[妻側を代理したケース]夫の不倫をつきとめ、不倫相手の女性へ慰謝料を請求 → 相場より高めの慰謝料を獲得

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門倉 洋平 弁護士が解決
所属事務所S&Nパートナーズ法律会計事務所川越オフィス
所在地埼玉県 川越市

この事例の依頼主

20代 女性

相談前の状況

結婚してまだ数年の夫が勤務先の同僚女性と不倫をしているようだが,不倫現場の写真などの明確な証拠がありません。夫を問いただしたところ,2人で食事をしたことが複数回あるものの,会社の同僚として相談に乗ってもらっただけで性的関係は持っていないとの一点張りです。このような場合に,不倫相手の女性からなんとか慰謝料を取りたい。なお,夫との婚姻関係は継続したい。

解決への流れ

まずは相手方女性に対して内容証明郵便を送り,慰謝料を請求しましたが,相手方女性も性的関係は持っていないの一点張りだったため,早急に民事調停を申し立てました。調停では,性的関係があったのか否かが争点になりましたが,写真などの決定的な証拠がない中,相手方が主張する事実関係の矛盾点を根気強く指摘し,性的関係が存在したという前提でなければ不自然であることを裁判所に粘り強く説明しました。その結果,相場よりも高めの金額で調停成立となりました。なお、夫婦関係は、慰謝料請求をけじめとして、継続することになりました。

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門倉 洋平 弁護士からのコメント

夫や妻の不倫を理由とする慰謝料の請求事件においては,その性質上,客観的な証拠(ラブホテルに出入りする場面の写真,性行為をうかがわせるメールなど)が残っている事案は多くありません。証拠がほとんどない事案であればあるほどかなりの苦戦を強いられますが,そのような中でも決してあきらめずにねばり強い対応を取ったことが功を奏した事例でした。調停外での交渉を継続するか,または,早期に調停に持ち込むべきかは,事案ごとに難しい判断となります。弁護士に相談することで解決に向けて進むこともありますので,まずはお気軽にご相談ください。