この事例の依頼主
女性
相談前の状況
離婚を考えている奥様からのご相談でした。ご相談時には夫との離婚ができれば構わないとおっしゃっていましたが、大学進学を控えたお子様を抱えての別居後の生活にとても不安を抱えているようでした。そこで、当職からご相談者様に別居から離婚時までの生活費として婚姻費用を請求できること、離婚後はお子様の費用として養育費の支払いを受けることができること、夫名義の財産であっても、財産分与を請求できること、年金分割をすることで将来の年金額が増加することをご説明しました。ご相談者様は当職からの説明を受けたことで金銭面での不安が和らいだ表情をされ、離婚に向けた決心がついたようでした。その後、当職は婚姻費用分担調停と離婚調停を受任しました。
解決への流れ
調停では様々な争点があったものの、調停委員を交えて時間をかけながら整理していきました。その結果、最も求めていた離婚が成立するだけでなく、相当額の財産分与やお子様の大学卒業時までの養育費を夫が支払う内容での調停が成立しました。
初めての相談の際にとても不安な表情を抱えていた相談者様でした。調停を進めていく中で婚姻費用が決まり、安定して支払いを受ける中で次第に表情が明るくなり、お会いする度に元気になっていった姿がとても印象に残っています。新たなスタートを踏み出すことはとても勇気がいることだと思いますが、もし、再出発をお考えの方は、いつでもご相談ください。